おなかを傷つけたくないわたしの、UAEという選択。

2023年1月にUAE(子宮動脈塞栓術)を受けました。

UAEの病院選び

UAEの検査をうけてみようと決めたものの、次に悩むのが病院選び。そもそもUAEをしている病院自体がそれほど多くないのが現状です。というのも、子宮筋腫の治療のガイドラインの順位としては、治療の確実性として、筋腫自体が無くなる摘出手術の方が当然上位であり、その次がUAEとなっています。

つまり、経過観察の域を超えた筋腫について、婦人科医は基本的に手術を勧めるということです。お医者さんから手術と言われたら、大抵の方はそのまま手術を受けられますので、UAEの需要の方が圧倒的に少なく、当然UAEを行う病院も限られてきます。わたしも自分に降りかかるまではUAE=アラブのイメージしかありませんでしたから。

 

UAE放射線科が行うので、受診するのは放射線科になります。といっても、子宮筋腫の治療なので、婦人科と連携して行われます。それで私は、もしUAEが適応でなかったり、不測の事態から婦人科での摘出手術に変更になった場合、できるかぎり腹腔鏡手術で対応してくれそうな病院を受診したいと思いました。

多くの病院では手術実績をホームページ上で公開しています。私はそれを参考に、UAEをしている病院で、かつ、その病院の婦人科の子宮筋腫の手術において、開腹手術と腹腔鏡手術の実績数の割合を比べた時に腹腔鏡手術の割合の方が多く、子宮全摘出手術を腹腔鏡で数多く行っている病院を探しました。

病院情報に詳しい知人からもいろいろと情報を得て、最終的に婦人科も非常に優秀な岡山県倉敷市の病院でUAEの検査を受けることにしました。

 

家からはかなり遠いので、通っているクリニックに紹介状を書いてもらう際には「岡山!?」とたいそう驚かれましたが、UAEを希望していることについて説明すると「確かに岡山県は婦人科のレベルが非常に高いんですよ」と仰って、喜んで紹介状を書いてくださいました。

入院の時は遠すぎて家族がちょこちょこ来ることはできないけど、どうせコロナ禍でお見舞いは禁止だし、入院してしまえばどこでも一緒ですしね。

ただ、新幹線で行かなければならず、検査や手術で何回か往復しなければならないことを考えると、交通費がかさむのが悩みどころですが

「10万円あげるからお腹傷つけていい?」と聞かれたら、断固拒否するな。だったら交通費に10万くらいかかってもいいや。と前向き?に考えることにしました。ちょっとへんてこりんな価値観ですかね?

そうは言っても、やはり交通費は高いので、なるべく往復回数を減らしたいのが本音。ということで、初診の予約の電話をする際、遠方から診察を受けるため、初診とMRI検査を同じ日にしてもらえないかとお願いしてみました。すると県外から受診される方も多い病院のようで、事情をすぐに理解してくださり、初診とMRIを同日に設定していただくことができました。ありがたい!

病院も無事に決まり、そわそわしていた心が少し落ち着きました。

次回は初診&MRI検査について書こうと思います。

 

【本日のポイント】

UAEを行っているかだけでなく、婦人科の実績についても調べること。

・遠方の病院の場合、行く回数を減らせるように交渉してみるとよい。